ヘルパーには日中だけでなく、夜間も頼めないのかについて説明していきます。
今高齢者が一人暮らしをして、家族が他県に住んでいるということが多いようですね。
家族はしょっちゅう本人の安全を確認しに行きたいと思いますが子育て中ともなると家を離れられませんね。
家族が遠くに住んでいるとますます本人の安全、特に夜の安全が気になりますね。
日中なら一人で安全にトイレに行くことが出来ていても夜はまた違うもの。
夜は視界も悪くなります。目も疲れています。日中なら簡単に気づく段差も夜になると気づきにくくなり、
段差につまづきトイレに行く途中転倒してしまうという事があるかもしれません。
転倒してしまったら大変です。一人暮らしでは誰も本人が転倒しているのを発見できません。
もしも本人が立ち上がることができなかったら・・・と思うと心配になりますね。
いつも来てもらっているヘルパーさんに夜間の見回り確認を頼みたいと思うかもしれません。
実際の所どうなのでしょうか?
原則頼めません。
しかしいつものヘルパーさんの事業所が、夜間・早朝のサービス体制をとっていれば、夜間の見守りサービスをお願いできます。
その場合割増料金を払わなければなりません。
しかし訪問介護サービスでは、様子をただ見に行くなど安否確認だけを目的にした見回りを依頼することはできません。
夜間の安否確認を依頼するには
夜間の安否確認をお願いしたいのであれば、地域密着型サービスである、夜間対応型訪問介護を利用することもできます。
夜間対応型訪問介護は、夜間に定期的に巡回し、安否確認をしてもらうことができます。
またケアコール端末で連絡すると、もし必要と判断されれば夜間対応型訪問介護事業所のヘルパーさんに来てもらうことができるのです。
ただこのサービス、全国的に行われているわけではありません。実際行っている地域はまだ少ないようです。
そのため今住んでいる地域でこのサービスが利用できるかケアマネージャに確認するとよいでしょう。
ちなみに、夜間に医療的な介護が必要な方もいますね。
その場合看護師によるサービスがあります。
「定期巡回・臨時対応型訪問介護看護」というサービスです。利用料金は一か月ごとの定額料金となっています。
~まとめ~
・ヘルパーさんに夜間の見回り確認は原則頼めない。
・割増し料金が必要だが、夜間・早朝のサービス体制のある事業者なら頼める。
・地域によっては、夜間対応型訪問介護というものもある。