ヘルパーに結婚式に付添ってもらうことは可能かどうかを説明していきます。
例えば、孫やひ孫が結婚するとなればぜひとも実際に出席してお祝いしたいと思いますよね。
ご家族の立場から言ってもぜひ利用者様に出席してほしいと思いますよね。
もし利用者様が車いすを利用していても願いは一緒ですね。ぜひ出席したいですね。
実は、今は結婚式場の中でもバリアフリーになっている所が多いのです。
トイレも車いす用のためのものがあったりします。
そこで、もしもヘルパーさんが来て移動の介助をしたりトイレのお世話をしてくれたらどんなによいだろうと思いますよね・・・。
実際の所どうなのでしょうか?
残念ながら、原則頼むことができません。
なぜでしょうか?
介護保険のサービスは本人の日常生活に不可欠な支援に限られます。
行事や趣味の外出についてはどうでしょうか?
それらは日常生活に不可欠とは認められません。
結婚式や冠婚葬祭の外出も非日常の事柄に含まれます。
介護保険は国民の税金で成り立っている制度ですので自分の好きなこと何でもお願いするという訳にはいきません。
原則に従わなければなりません。
ですから結婚式に会場に来てもらって車いすの乗り降りを介助してもらう、
トイレに付き添ってもらう、車いすでの会場の移動を手伝ってもらうということは残念ながらできないのです。
結婚式への付き添いが必要な場合
でもどうしても家族として出席したいという場合もありますよね。せっかくの一生に一度の機会ですからね。
その場合はどうしたらよいでしょうか?
最近出てきた新たなサービスとして注目されているのは、
結婚式付き添い介護サービスです。
車椅子の移動、食事、トイレ、緊急時の対応、健康状態の把握など、
非日常だからこその不安を多く抱えていると思います。
そのような不安をすべて解消してくれるのが、このサービスです。
事前にきっちり打ち合わせを行うので、式だけなのか、披露宴までなのかなど細かく設定可能です。
また、必要な福祉器具や衣装などのレンタルも可能です。
もちろん別の方法もあります。
全額自己負担にはなりますが、介護保険外のサービスとしてヘルパーを頼むこともできます。
実は、介護保険外のサービスとして頼むことのできるサービスはたくさんあります。
一番よく知っているのはケアマネージャです。彼らはプロなので、その辺りはよく勉強してきていますし、
そして何より特別な資格を持った人たちです。
分からないことは何でも遠慮なく聞きましょう。
優しく教えてくれるでしょう。
また障害者手帳を持っている場合はどうでしょうか?
等級に応じてですが受けられるサービスがあるかもしれません。
その事については誰に質問したらよいでしょうか?
それも担当のケアマネージャに聞くとよいでしょう。
また日にちに余裕を持って相談するとよいですね。
手配したり手続きをしたりするのに時間がかかることがあるかもしれません。
~まとめ~
・ヘルパーに結婚式の付き添いは原則頼めない。
・結婚式付き添い介護サービスも登場している。
・介護保険外のサービスもあるのでケアマネージャーに相談しよう。