ヘルパーに宅配便や郵便物の受け取りを頼めるのかについて説明していきます。
例えば、認知症の方が一人暮らししていたとしましょう。
認知症が進んでくると近所との人付き合いも減るかもしれませんね。
外にも出たがらなくなるかもしれません。
きっと以前なら近所の人が遊びに来た時に、
「おじちゃん、郵便物入ってるよ」こんな具合に郵便物を取ってくれていたかもしれません。
しかし今は近所の人も訪問しなくなってしまい、
ポストには郵便物が大量に入っている、こんな事がよくあるかもしれません。
こんな時こそ、いつも来るヘルパーさんが郵便物や宅配便を受け取ってくれたらいいのにな・・・と思いますよね。
しかし原則頼むことが出来ません。
郵便物の受け取りを頼めない理由とは
なぜでしょうか?本人の代わりに 郵便物の受け取りをするということは個人情報に触れる行為となります。このような理由により出来ないのです。
本人に代わって宅配を受け取るということは「代行」になってしまいます。それは介護保険によるサービスの適用外です。
しかし、本人がいてたまたまヘルパーさんがいる時に宅配便が届く時があります。
その時は本人が受け取るのを介助できます。宅配物が重いかもしれませんね。その場合はヘルパーさんが運んでくれます。
認知症が進んでいる方の場合郵便物のチェックが難しいかもしれません。
ポストに何が入っているのか、誰から来た郵便物なのか分からなくなっているかもしれません。
その場合成年後見制度を利用できるかもしれません。
本人に代わって家族か代理人が郵便物を受け取ることができます。
とても安心ですね。
郵便物の中にはとても大事な書類が含まれている事があります。例えば、年金や税金の通知、介護保険に関する通知などです。
ポストの中に入れっぱなしで大事な書類を見ていない確認していないということがあっては大変です。
家族が受け取って確認していれば安心です。
新聞を取っている場合はどうでしょうか?
その場合、まずはご家族は利用者様が読んでいるかどうかを確認しましょう。
もし読んでいないようなら、何日もの間受け取りもせずにポストの中が新聞でいっぱいになっています。
このような場合は速やかに新聞を中止することをオススメします。
経済的な負担を減らすという理由はもちろんのことですが、
ポストの中に新聞をたくさん入れておくと放火されることにもつながり防犯上よくありません。
~まとめ~
・郵便物の受け取りは個人情報に触れる為ヘルパーはできない。
・成年後見制度を利用できるかもしれない。
・読んでいない新聞は辞めるべき。