口内ケアには、
歯ブラシを使っての歯磨きや、
綿棒を使って口の中をきれいにすること、
入れ歯の着け外し・洗浄といった口腔ケアが含まれています。
介護保険サービスは、「本人の日常生活に不可欠な支援であること」という原則があります。
口の中をきれいにしておくこと、
これは日常生活に不可欠なことですよね。
同居の家族がいたとしても頼むことができます。
例えば仮にお嫁さんが毎朝朝食と薬を自分が出かける前に用意しておくとしましょう。
しかし朝お嫁さんはとても忙しいでしょう。
他の家事もやらなくていけません。出勤時間も決まっています。
食事を用意してもなかなか最後の片付け、
入れ歯の洗浄まで手が回らないことが多いのでは・・。
そんな状況の中、家族全員とお嫁さんが出かけた後、
ヘルパーさんが入り、入れ歯を洗ってくれたら利用者はどう感じるでしょうか?
きっと気持ちよく一日過ごせるでしょう。
ただ注意点があります。
重度の歯周病を持っていないでしょうか?
その場合は医師や看護師に相談し指示に従いましょう。
また歯というのは非常に大切ですよね。
食べるのに必ず必要です。
出来る限り歯の健康を保つために定期的に歯医者さんの診断を受けましょう。
早めに病気に気が付くことができ早期発見できるなら治療も最小限で済みますね。
寝たきりで歯医者に通えない場合は?
「居宅療養管理指導」というサービスがあります。
寝たきりなどで通院が困難な状況の場合、
医師・歯科衛生士・薬剤師・看護師・管理栄養士・などが自宅を訪問して してくださいます。
何か不安な事があれば相談する事もできます。
家に来てくださり歯の検査もしてくれるのです。
また、飲み込みに不安がある場合訓練も受ける事が出来ます。
とても心強いサービスですね。
まずは利用してみるのはいかがですか?
仮に利用者の意識がない場合はどうしたらよいでしょうか?
ひどくむせる事があるかもしれません。
また、唾液が気管に入っても咳が出来ないという事が起こるかもしれません。
その場合、口内ケアは歯医者さんもしくは歯科衛生士に依頼するのが良いかもしれません。
適切な処置をしてくれることでしょう。
~まとめ~
・口内のケアはヘルパーに頼める。
・重度の歯周病がある場合は医師に任せる。
・寝たきりの場合は居宅療養管理指導というサービスがある。